どういう技術者になって欲しいか (1)

この記事はiCARE Devチームのアドベントカレンダーの第2レーン14日目の記事です。4回目の登場、誰も担当がいない日付は私がやる流れで今日も書きます。

株式会社iCAREでは現在積極的に技術者採用を行っています。ただしここでいう採用とは、経験者の中途採用のみを指し、基本的にはある程度の実績を積まれた方を対象に応募を受け付けているという状態でした。しかしながら、ご存知の通り現在の技術者の採用マーケットは大変な売手市場であり、これは、と思う方がいてもいろいろと条件が弊社よりも魅力的に見える別の会社に行ってしまわれますし、そもそも一定以上の経験を積んだ技術者が市場にいないようにも思えます。

そんな中で、夏頃からしばらくの間、実務未経験またはそれに近い状態の年数の方であっても、ポテンシャルが高ければ採用しよう!という方向に一時的に梶を切りました。実は、うちのVPoEもたまに書いていますが、他業種からの転職組などで実務未経験の候補者などはこれまでもいらっしゃったのです。そういった方々、典型的にはプログラミング・スクールを出たばかり、というような方の中でも、これは!という光るなにかを持っていることはあります。たまたま1名そういう人が応募してきたことがきっかけで、対象を少し広げてみることにしたのです。

考えてみれば、経験年数少なめのプログラマさんたちに、もっと経験を積んでからまた応募してくださいね、といってリリースしてもこの状況でまた弊社を受けてくれるとも限りません。実務未経験エンジニアであっても、弊社で1年の経験を積めば1年後には実務経験1年のエンジニアになるのです。そして、その1年の経験は、やりようによっては他で積む1年の経験よりも濃いものにできるでしょうし、なにより弊社が求めるものにマッチしたものになることは当然期待できます。

夏頃に方針を決めてから数え切れないほどの候補者を選考しました。8月から概ね月に2人ずつ10人ほどのメンバーを採用しました。立場上、特に正社員については全員に私が会いますし、ほとんどの人は私が直接内定を通知しました。未経験ないしは2年以下くらいの、でも意欲が高く素質もありそうな人を厳選しています。彼・彼女らにこれからどういう経験をしてもらいたいか、どういったことを学んでもらいたいか、会社全体としてはまあ事業に貢献するとか業務知識を付けるとかいろいろあるわけですが、私個人としてはどんなことをみんなに望んでいるか、ということをこういう公開の場で書いてみようと思います。

とまあここまでの前置きがけっこう長くなっちゃったので本編は明日書こうかな..。このnoteはadventカレンダーの1枠ですが、15日目もまだ決まっていないので私が続けて書いた方が良さそうである。